犬てつでの3年間にわたる哲学対話のレポートをまとめた書籍が出版されます
犬てつでの三年間にわたる哲学対話のレポートをまとめた書籍が出版されます。
『こどもと大人のてつがく時間 てつがくするとはどういうことか?』
7月31日にLandschaft出版より刊行予定です。
詳しくはLandschaftのHPをご覧ください。
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“みんなのいる意味を感じるところ。 新しい世界に踏み出せる場所。” (小5の参加者の声)
こどもと大人が一緒に対話し、紡いできたてつがくじかん。
愛知と岐阜の県境、悠々と流れる木曽川のほとりにある犬山で生まれた「犬てつ」の、宝物のような3年間のドキュメント。
「犬てつ(犬山×こども×大人×てつがく×対話)」が活動をはじめたのは、「てつがく対話」がまだ一般にはほとんど知られて2017年のこと。てつがく対話についてまったく知らないこどもと大人たちが、進行役に導かれながら、手探りでの対話をはじめます。三年間にわたるつぶさな記録では、問い、考え、聴かれ、問い返されるという繰り返しのなかで、大人もこどもも自分とは違う意見をもった他者や新たな自分を見出し、対話の楽しさや深さ、難しさに目覚めていく様子が浮彫りになっています。
さらに、「てつがくすること」をより広い視点から考えるため、第一線で活躍する四人の哲学プラクティショナーに、「てつがくするとはどういうことか?」についての論考を寄せていただきました。一人ひとりのなかにある小さな哲学の声を聞き取り、他者にとっての他者である自己をみつけ、自分の生きている基盤を問い直す。てつがくすることに真摯に向き合った、それぞれの「てつがくする」あり方が見えてきます。
哲学対話のノウハウ本とは一線を画する、てつがくすることの意味を一から問いなおす、これまでになかったような実践の書。てつがくすることの夢と希望に満ちた冒険がつまっています。
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編者 犬てつ(犬山×こども×大人×てつがく×対話)
著者 ミナタニアキ(犬てつ主宰)
安本志帆(みんなのてつがくCLAFA代表)
寄稿 河野哲也(哲学者)
高橋綾(哲学プラクティショナー)
松川えり(てつがくやさん)
三浦隆宏(カフェフィロ)
装丁 cuu design ヤマダクミコ
本体 2,300円+税
268頁/A5版
ISBN 978-4-910238-00-5