2020年度プログラムができました
みなさんお待たせしました!
犬てつ・2020年度のプログラム「犬てつ・てつがく対話を通して創る未来の運動会」の概要ができました。
学校事業や社会状況、そして会場の都合によって、予定の日程やプログラムの変更があるかもしれませんが、そのときどきの状況を見極めながら進めていきたいと考えています。
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「犬てつ・てつがく対話を通して創る未来の運動会」
新型コロナによってこれまで当たり前と思っていたシステムがほころびをみせ、いろんなことを一から問い直す機運が高まっています。なかでも「学校」は、2月29日という早い時期に一斉休校が要請され、こどもたちや大人の生活や社会に大きな影響を及ぼしました。
学校は勉強を教わる場所?
社会とつながりをもつところ?
給食が食べられる場所?
自由に生きるための力を育む場?
たくさんの問いが浮かぶなか、その再開を心待ちにしてきたこどもや大人たちがいる。何に重点を置くかはいろいろあるとはいえ、こうした場所はあった方がいい。
でも、そのシステム自体はほころびをみせはじめている。19世紀末から20世紀初頭にかけて築かれてきた近代システムを踏襲するのではなく、21世紀の現代に応じてアップデートした方がいいだろう。そうしたことが改めて感じられます。
2020年度の犬てつでは、こうした学校の在り方を縮図的にあらわしているともいえる「運動会」をキーコンセプトに、「未来の運動会」はどんなものかを、この一年を通して考え、さらに創造したいと思います。
今年度の運動会の中止を決定する学校が続々とでてきています。社会のなかでまっさきに休校が決まった「学校」や、不要不急とされた「文化施設」と同じように、わたしたちにとっての「運動会」とは一体どんなものなのでしょう?
そもそも運動会は何のために行うの?
今の時代にあってどんな運動会が可能なの?
遊びと運動の違いは何?
勝ち負けがあると何で楽しい?
みんなでやることに意味があるの?
こうした運動会についての根っこの問いかけを通じ、それを考えるだけでなく、「社会実装する」ために、最終回では自分たちで「未来の運動会」を実際に創り、開催します。
「未来の運動会」は、競技・遊びを作る人(デベロッパー)と競技・遊ぶ人(プレイヤー)が合体した「デベロップレイヤー」になって、自分たちで競技や遊びを考え、創って、プレイする、今までにないような運動会です。
そのなかでわたしたちは当然withコロナ時代の新しい運動会のあり方について模索することになります。原点を探るような対話を通じて、いったいどんな運動会ができあがるでしょうか?
未来は創れる! 新しい未来のあり方を一緒に創造しませんか?
【開催予定】
前期)準備編 オンラインてつがく対話
・6月13日(土)・7月11日(土)・8月29日(土)
後期)実践編 てつがく対話を通して創る未来の運動会
・9月12日(土)13日(日)・10月10日(土)11日(日)
・11月14日(土)15日(日)・12月12日(土)13日(日)
※日程・内容はすべて予定です。詳細については随時FB等にアップしますのでご確認ください。
(後期実践編は2020年度こども夢基金助成対象事業です。)